こんにちは。
進興精工です。
今回は、犬山の三光稲荷神社さまからご依頼いただいたお仕事を紹介します。
神社の参道両側に並ぶ燈籠ですが、その足元に子供たちが乗ってしまい、
転落などの危険があるとのこと。

そこで宮司さんから「子供が乗れないような形状で、
神社の雰囲気に合ったカバーを作ってほしい」という
リクエストをいただきました。
では、早速完成形をご披露。


はい。雰囲気にも溶け込む良い物が出来たと思います。
では、工程のご紹介。
現場にて、宮司さんや取次業者の方と打ち合わせを行い、
お二人のイメージや要望をしっかり伺いながら、
ある程度のデザインを決定しました。
その場で出たアイデアは、
京都の町屋でよく見かける竹の目隠しのようなデザイン。


神社の厳かな雰囲気に調和しつつ、実用性も兼ね備えたカバーを目指して、
まずは3Dモデルを作成し、概算見積もりと共にご提示しました。


1回目で作成したデザインが幸いにもイメージ通りだったため、
大幅な修正は不要でした。
製作工程を想像しながら、骨組みを組み上げ、一度現場で仮合わせを行いました。
この段階で若干の修正が必要でしたが、社内に持ち帰り調整して再度製作を進めました。
最終的な形状を塗装前に仮組みし、
宮司さんや取次業者の方に確認していただき、細かな修正を施しました。
設置当日、現場での作業はスムーズに進み、1時間もかからず完了しました。
神社の荘厳な雰囲気にしっかりと溶け込み、見栄えも良い仕上がりに満足いただけたようです。
このプロジェクトでは、事前に高山市へ資料を集めに行き、
伝統的なデザインの研究を重ねました。
あくまでも、伝統的なデザインの研究の為であり、観光ではありません。
三光稲荷神社様のご期待に応えられるものが完成し、
私たちもとても嬉しく思っています。
ありがとうございました。