天水受けのカバーを3次元R曲げで製作しました。【板金加工】

こんにちは。
進興精工です。

今回は、以前、燭台の扉ガラスを修理させて頂いた三光稲荷神社さんからのご依頼です。
修理の記事はコチラ

宮司さんから、こんなご相談が。。。

天水受けにごみを捨てる人がいる。年に何回か掃除するので
完全に蓋をしてしまうのはNG。
錆びてしまうのも美観を損ねるのでNG。
そこに座って休憩する人がいたりするので何とかして欲しいと。
追加条件として、参拝者の方の着物などが擦れて破れない様にと、優しいご要望も。

早速現場確認をしたのですが、なかなか困難な状況。
天水受けに落とし込んでいる塩ビ管がセンターに無かったり
それ自体も傾いていました。

丁寧に採寸して、会社に持ち帰り、検討。

何度も足を運び、宮司さんの話と現場の状況を確認しながら、傘の高さや大きさなど
形状の提案をし、承認を頂いたので製作スタートです。

実際の製作には治具を製作し、トライ&エラーを繰り返し、完成にこぎつけました。
3次元Rの曲げ構造品でも、現場で調整しながら設置できる様に設計を工夫しました。

外観の色味は、今までの経験を基に、ベース色を決定しトップコートは艶消しクリアを塗布して雰囲気を出してみました。

宮司さんは、工務店さん等に何社か相談されていたのですが
どこも良い返事が得られなかった様です。
でも、今回、宮司さんのご要望をすべてクリアした天水受けカバーが完成しました。
宮司さんにも喜んで頂けました。

ご用命いただきありがとうございました。

この様に、厳しい案件や難しい案件など、どしどしお問い合わせ下さい。
進興精工が実現に向け最大限知恵を絞ってお客様をサポート致します。

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